
毎日の天気、皆さん、気になりますよね.
- 『明日は何を着ようか』
- 『雨が降るなら傘を持って行かなきゃ』
- 『雪が降ったら電車が遅延するかも…』
…と色々な事を考えながら、皆さん毎日天気予報をチェックされていらっしゃるのではないでしょうか。
歴史の記録では、古代より農作物の豊作を願って、晴天を望む儀式や雨乞いが行われていたようです。
本当にお天気、すなわち気象状態は、私達の生活に密着して関わっています。
そして、お天気の影響を受けるのは外的要素だけではありませんね。
個人差があり人によって感じ方が異なりますが、お天気は私達の体調にも影響を及ぼします。
天気が悪いと「関節が痛む」「頭痛がする」といった症状を、周りの方から聞いたり、
またご自身が感じたりすることがあるでしょう。
気のせいではなくて、私達人間の体は、天気の影響で実際に体調が悪くなったりするのです。
このように、天気や気温、気圧や湿度等によって体調が変わる現象のことを『気象病』と呼びます。
1、気象病はなぜ起こるの?

なぜ私達人間の体は、遠く離れた気象状況の影響を受け、気象病を引き起こしてしまうのでしょう。

少し不思議な気もしますね。
でも、気象病を引き起こすには、ちゃんと下記の様な理由があります。
1)気圧変化による、自律神経の乱れ(「内耳」で敏感に感じ取る)
気象病の主な原因は、自律神経の乱れです。
耳の奥には『内耳』という器官があり、この「内耳」で気圧・温度・湿度等の変化を感じ取っています。
変化を敏感に感じ取る人は、気圧低下等の変化によって自律神経のバランスを崩し、様々な体調不良を
引き起こしてしまうです。
2)気圧変化による、体内の圧力バランスの崩れ
気圧の低下は、外からの圧力と体内の圧力のバランスを崩し、気分や体調の不調を招きます。
3)気温変化による、血流悪化
気温が下がると血管が収縮し、筋肉や関節に痛みを生じることがあります。
4)湿度の上昇
湿度が高いと、私達の体はだるく感じることがあります。
2、気象病の症状にはどんなものがあるの?

さて、その気象病ですが、具体的にはどんな症状があるのでしょうか。
また、気象病になりやすい人の傾向、というのはあるのでしょうか。どんな人がなりやすい人かを知ることは、事前予防に繋がりますから、自分が当てはまるのか確認しておくと良いでしょう。
【気象病の症状】
①頭痛
低気圧になると、人の体は血管が広がりやすく頭痛を引き起こす原因になります。
頭痛に肩・首の凝りが加わると、更に痛みが悪化したりします。
②めまい
「内耳」は平衡感覚を保っている場所でもあります。気圧変化を敏感に感じ取り平行感覚が鈍ったり
すると、めまいを生じます。
③関節や古傷の痛み
低気圧で内部の組織が膨張し神経が圧迫されたり、気温低下で血管が収縮すると、関節・古傷等の痛みの症状となって表れます。
その他、胃腸の不調や倦怠感、気分の落ち込みといった症状に現れる場合もあります。
【なりやすい人の主な特徴】
①血流が悪い
デスクワークやスマートフォンの長時間利用、姿勢が悪い、冷え性の人
②自律神経が乱れやすい
ストレスが多い、偏った食事、睡眠不足の人
③もともと内耳が敏感
乗り物酔いをしやすい人
3、気象病の治療法と予防法

お天気が影響していることとは言え、気象病の症状に悩まされるのはイヤですょね。
気象病の症状が現れたら、どの様に治療し、症状に向き合えば良いのでしょうか。
また、気象病を未然に防ぐための予防法も知っておきましょう。
【治療法】
①生活習慣の見直し
生活習慣を見直すことで、自律神経の乱れも徐々に整い、気象病の症状を緩和させることが可能です。
睡眠不足、ストレス過多、冷え性、運動不足など気になる点があれば、少しずつでも改善するよう心掛けましょう。
②薬物療法
気象病の症状に合せ、鎮痛剤やめまい薬を使用するのも有効な方法です。
ただ服薬し症状が緩和されても、根本の原因が改善出来ている訳ではないので、やはり生活習慣の見直しも同時に取り組みましょう。
【予防法】
①体を冷やさない
体の冷えは血流が悪くなったり、自律神経の乱れを引き起こします。
寒い時には、暖かいものを飲む、カイロを付ける、入浴時は湯舟に浸かる等して体を温めるようにしましょう。
②バランスの良い食事、睡眠時間を十分にとる
規則正しい生活や、充分な休養、栄養バランスの取れた食事は、自律神経を整えます。
③耳マッサージをする
耳や耳周り・頭皮の凝りを和らげ、疲れを癒し血行促進にも役立ちます。
~まとめ~
気象病の原因・症状・治療法について、まとめてみました。
何事もそうですが、原因が分かると対処法も考えられる様になり、少し気分的にホッとしたりしますよね。
「病は気から」という諺にもある通り、気を楽に持つことは症状の緩和にも繋がります。
あまり神経質にならず、症状と向き合うようにしましょう。
◆内耳とは
耳は外側から内側へ向かって外耳、中耳、内耳に分けられる。おおまかに述べると外耳は外界から鼓膜までの部分、中耳は鼓膜とその奥(内側)にある鼓室、ならびに鼓室と鼻腔を結ぶ耳管である。内耳は中耳のさらに奥にある器官で、頭蓋骨の中にある複雑な形の腔であり、聴覚や平衡覚に関与する装置をもつ。
◆気象病について、もっと詳しく知りたい方はこちら→tenki.jpチーム

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